江本ニーアンドスポーツクリニック
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温熱療法

 超音波とは人間の可聴範囲を超えた高周波(20kHz以上)であり、医療においては診断と治療の両面で積極的に使用されています。
 この超音波をリハビリテーション分野で用いられるのが超音波治療器であり、一般外傷や運動器系の急性期及び慢性期の痛み、またスポーツ障害など様々な障害で幅広く活用されています。
 また周波数を変えることにより、2〜3cmの浅部から6〜9cmの深部まで十分な効果を得ることができます。


超音波療法の作用
超音波の生理的な作用は、温熱効果と非温熱効果(機械的効果)に分けられます。
温熱効果
  • 組織の伸展性を高める
  • 血流の改善を行い、循環不全による疼痛緩和を行う
  • 筋紡錘の緊張をなくし、筋スパズム(肩こりなど)の改善を行う
  • 骨格筋の収縮機能を改善する、などがあげられます

非温熱効果(機械的効果)
  • 微細振動による細胞膜の透過性や活性度を改善させ、炎症の治癒を高める (マイクロマッサージ効果)
  • 細胞間隙の組織液の運動を活発にして浮腫を軽減させる (キャビテーション効果)

超音波療法の禁忌
  • 眼への照射(眼に超音波を照射すると組織の空洞化を起こす)
  • 成長時の骨端
  • 心臓、生殖器官、内分泌器官
  • 良性または悪性腫瘍、麻痺部
  • ペースメーカーの入っている部位(ペースメーカーを損傷する可能性)
  • 脊髄疾患(多発性硬化症、脊髄灰白質炎、脊髄空洞症)

温熱療法の一般禁忌として

  • 循環障害:血栓症、動脈硬化症、乏血・うっ血のある組織や浮腫(いずれも循環不全のため放熱が不十分で加熱の危険がある)
  • 悪性腫瘍(腫瘍は超音波により増大される)
  • 結核、感染症などの疾患
  • 感染症部位
  • 急性炎症部位(火傷、急性炎症のある関節、骨、軟部組織の化膿等)

超音波骨折治療器(OSTEOTRONV)

低出力のパルス超音波を用いた2チャンネルの超音波骨折治療器です。骨折部位に音圧による刺激を与えることで、「骨の圧電現象」と「Wolffの法則」に従い、骨の癒合を促進させます。周波数は1MHzと3MHzの切り替え式なので、治療部位に応じて適切な設定が可能です。

・治療部位に合わせて周波数を切り替えて使用
超音波の周波数は1MHz・3MHzの切り替えが可能。1MHzは3MHzに比べて、皮膚・脂肪・筋などでのエネルギーの減衰が少なく深部透過性が高いため、深部には1MHz、浅部には3MHzと目的・部位に応じて、2つの周波数を1つのプローブで使い分けることができます。

・複数部位の同時治療で治療効率をアップ
2つのプローブを接続することで、2チャンネルの同時出力が可能。同じ周波数で一度に2箇所の治療を行うことが出来るため、多重骨折への対応や患部を挟みこんでの治療ができ、治療効率があがります。

・専用器具を使わずに装着できる
軽量・薄型の平型プローブの採用により、簡単に患部へ装着できます。サージカルテープやマジックベルトなどで留めるだけで、簡単に使用可能です。





当院ではこのオステオトロンを剥離骨折や疲労骨折、シンスプリント、オスグッド、また高位脛骨骨切り術後の骨癒合促進などに用いています。

超音波治療器(ITO US-750)



・1秒間に数百万回の高速度ミクロマッサージ作用
超音波が身体の深部に進むにつれて高速の振動が縦に伝わり、1秒間に  100万回(1MHz)/300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージ効果を発揮します。手技によるマッサージの数倍の圧力を、深部に直接与えることが出来ます。

・連続超音波、パルス超音波の選択
運転サイクル(duty cycle)で100%(連続超音波)は温熱効果のために用いられ、パルスモード;5%・10%・20%・30%・40%・50%は非温熱療法に用います。発症期、治療目的、多種の症状に対応でき、幅広い治療を行うことが可能です。

当院での使用目的
・組織温度の上昇
 軟部組織の短縮は関節可動域の制限、疼痛、機能制限を起こします。関節包、周囲の腱、靭帯の短縮がその原因となります。超音波は多くの関節包、腱、靭帯まで浸透し、組織温度を上昇させます。軟部組織の温度の一時的な上昇は、伸展性を高め、同じ伸張力に対する組織長の回復が増加し、また同時に組織損傷のリスクを減少させます。超音波で組織温度を上昇させ、その後、ストレッチ等を組み合わせて行い、安全かつ効率的に軟部組織の伸張を図ります。

・疼痛制御
 超音波は、疼痛の伝達や知覚の変化、または疼痛の原因を変化させ疼痛制御すると考えられています。温熱作用による皮膚温度受容器の刺激、軟部組織伸展性の改善、組織温度上昇、または非温熱作用による神経伝達変化、炎症の改善などがあるためです。当院でも肩の疼痛患者等に疼痛制御目的に使用します。

・外科的皮膚切開創の治癒
 超音波療法は外科的切開創の治癒や、その処置に伴う疼痛緩和、強度のある修復組織の発達を促進するという研究結果があるため、それをもとに、人工関節術後の瘢痕の疼痛緩和を目的に使用します。
  また、この他にも腱・靭帯損傷後の治癒促進や炎症の軽減を目的としたり、骨折治癒促進を目的に用いることもあります。



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