江本ニーアンドスポーツクリニック
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電気刺激療法

当院では、リハビリテーションにおいて電気刺激療法を用いることがあります。主な目的としては、筋収縮、疼痛緩和、循環改善、治癒促進などです。


効 果
筋収縮 活動電位が運動神経に伝達されると、その神経支配筋線維とは脱分極して収縮します。電気刺激で誘発された活動電位による筋収縮を誘発します。
疼痛緩和 ゲートコントロールによる電気刺激が脊髄レベルで神経伝達を阻害し、疼痛感覚が減少させます。
組織修復 電気刺激により、細胞を損傷部位へ遊走させ組織修復を促進させます。また、線維芽細胞の分裂を促進し、DNAとコラーゲン合成の増加が示されます。線維芽細胞とそれが合成するコラーゲンは組織修復の増殖期に不可欠です。パルス電流の線維芽細胞膜のカルシウムチャンネルの開放を契機に、細胞機能の活性化されます。
腫れの抑制 電気刺激により、組織修復の急性期の腫れの形成を送らせます。要因は、負に荷電させると負荷電した血清タンパク質をはじき、タンパク質の血管外への移動を遮断します。また、筋の収縮を促すことにより、静脈やリンパ管を圧迫し循環不全を改善させます。

禁 忌
ペースメーカーを装着した者 電子装置の誤作動を誘発する可能性。
知覚障害者 電気刺激の刺激を知覚出来ない場合があり、必要以上に過大な刺激を与えてしまう可能性がある。
酒気を帯びた人

禁忌部位
過量の電流が流れる可能性。
頸動脈領域 急速な血圧低下による気絶する可能性。
静脈や動脈の血栓症または血栓性静脈炎 血流増加による塞栓遊離の危険を高める可能性。
皮膚が過敏、損傷、病変がある領域 過量の電流が流れる可能性。
心臓病の病歴がある患者の胸部 不安定な不整脈を悪化させる可能性。
脳血管障害やてんかん発作の病歴を持つ頭蓋顔面領域 血流増大に伴い状態悪化させる可能性。
妊婦の腹部、腰仙部、骨盤領域 発育中の胎児や妊娠子宮への影響。
感覚が損なわれている領域 必要以上に過大な刺激を与える可能性。
出血や血腫が起りやすい組織または月経時の腹部 電気刺激が血流を増加させる可能性。
急性損傷や炎症のある部位 過量の電流が流れる可能性。

低周波電気機器

SSP(Silver Spike Point)
SSP電極を"ツボ"に置き低周波通電を行うツボ表面刺激法です。つまり、"SSP"と呼ばれる特殊な金属電極を用い"ツボ"を刺激するところが、治療法の最大の特徴です。



SSP療法の利点
「刺さない針」として発展してきた低周波ツボ刺激療法です。
安心感:針には「刺す」というイメージがありますが、SSPにはそれがありません。子どもから高齢者まで幅広く利用可能です。
衛生的:皮膚に刺さないため、細菌感染などの心配がありません。自由な体位で治療可能:針を刺さないためSSP治療をしながら運動療法も可能です。

SSPの波形と刺激モード
双方性対象波で、極性に関係なく対になった電極のいずれの側でも同じ刺激感が得られます。心地よくやさしい刺激感がじょじょに広がり痛みを和らげていきます。また、刺激周波数のパターンを組み合わせる事によって治療目的に応じた選択ができます。1/fゆらぎによるリラックス効果もあります。

効 果
内因性モルヒネ様物質による下行性の痛み抑制効果
 SSPによる刺激も生体内にとっては侵害刺激として感知されます。こうした刺激を15分以上加えることによって、下行性の感覚抑制と呼ばれる反応が起ります。
  つまり、脳の中にその痛みを和らげようとする反応が起ります。この結果、痛みを抑制しようとする情報が脊髄を下行して、痛みの情報を脳に伝わりにくくします。

局所血流の改善による発痛物質の除去
 炎症などで痛みを伴う局所の組織内では、神経を刺激して痛みを発生させる発痛物質と呼ばれる科学物質が血流の停滞と共に組織内に蓄積され、慢性的な痛みの悪循環を引き起こします。痛みは交感神経系の興奮を誘い、血管を収縮させるので血流が悪くなります。そうすると、酸素や栄養の補給が足りなくなる上に、発痛物質もたまるという悪循環に陥ることになります。SSPは、下行性の抑制により痛みを和らげ、血管を弛緩させ血流を改善させます。

自然治癒能力の回復

ストレスを一時的に与えることによって、もとからあるストレスを緩和し、自然治癒力
(恒常性機能)を発揮できるように治癒機転を与えます。

中周波電気機器

中周波電気刺激について
  中周波1,000〜10,000Hzの周波数の交流か整流電流です。直流あるいは交流のパルスごとに神経線維の脱分極を生じさせます。電流の周波数の同期したリズムで活動電位が生じます。刺激周波数が高くなると脱分極周波数がそれに応じて増加します。しかし、それぞれの神経線維にはそれぞれの最大脱分極周波数があり、この周波数は絶対不応期によって決定されます。
 通常の神経線維の場合、最大周波数は800〜1,000Hzです。神経線維を1,000Hz以上の周波数で電気刺激する間、多くのパルスが不応期に生じます。すなわちすべての交流パルスが脱分極を生じるわけではありません。不応期の持続時間に左右されて、神経はひとつ一つのパルスには反応せず、それ自身の周波数で刺激電流に反応します。
 一本の神経線維を一定時間、一定の強さの中周波電流で刺激すると神経線維は、当初その最大の周波数で放電します。電流の強さが十分高いと不応期においてさえも、生じる事があります。

 中周波電流を連続供給しているにも拘らず、筋が収縮の減少を示し、遂には収縮を止めることがあります。原因として2つ考えられます。
◯ウェデンスキー抑制
 刺激中の不応期において一つ以上のパルスが生じる場合には、その期間内の神経線維の再分極は難しくなるか阻止されます。膜電位がその安静位に帰る時間はますます長くなり、遂には戻らなくなります。中周波電流で連続刺激していると、このように反応が抑制されることがあり、あるいは刺激期間中完全阻止となってしまうことがあります。 
◯運動終板の疲労
 疲労した運動終板は、各々のパルスを筋線維膜の脱分極に変換できなくなります。

 ウェデンスキー抑制や運動終板の疲労を阻止するには、各脱分極後に中周波電流を中断する必要があります。
 リズミカルな中断を行うと、神経線維束内の線維は中断の頻度で脱分極を起こします。これがバースト波です。


中周波機器 STIMORE
中周波電気機器であり、鎮痛や神経筋再教育、筋力増強を目的に利用します。干渉電流や1/fゆらぎによる鎮痛作用や、干渉電流、変調電流による神経筋再教育の作用があります。電極の面が広く広範囲の筋を標的にすることが可能です。



当院での利用方法
電流を流す部位が広いため、腰部など広範囲の治療を行う場合に使用しています。


CLIOS
3種の異なる中周波電流を装備しており、治療目的に応じて使い分ける事が可能です。



PMC:Progressive-Middle Frequency Current(先進的中周波電流刺激法)
  中周波電流により痛みの神経を電気的にブロックし、ある瞬間のみ干渉電界を発生させる「Impactモード」と、刺激間の異なる低周波成分を持つ低周波を各電極間に交互に流す事による刺激と、生体内で作る合成電界による刺激と双方による全電界の刺激法「Shakeモード」があります。

Impactモード:中周波電流を生体に流す事で、ウェデンスキー抑制により、強い痛みを電気的にブロックします。
Shakeモード :筋・筋膜性疾患や痛みの部位が広い場合に用います。

IFC:Traditional-InterFerential Current(伝統的干渉電流型低周波療法)
 2つの異なる周波数の中周波電流を生体表面で直交させると、周波数の差分にあたる低周波電流が発生します。この中周波成分を持つ低周波電流で表在組織と深部組織を刺激します。

NMES:NeuroMuscular Electro Stimulation(神経筋刺激療法)

 運動神経を介して筋を電気刺激する治療方法です。筋肉や筋肉を支配する運動神経を電気(電流)で刺激して、収縮を促します。
 NMESにおける電気刺激は、通常の自然現象の中では存在しない刺激ですが、出力や周波数、その他の刺激条件を任意に、安易に変化できるため、適切な状態で実施でき、きわめて高い効果が得られます。

干渉電流によるNMES:IFCと同じ特性です。電極直下には刺激感がありません。IFCと同様に、生体で干渉電界を作り出し、刺激をします。
大腿四頭筋など大きい筋群の治療を目的とする治療に適しています。
PMC(変調電流)によるNMES:変調電流を用いる方法です。両脚など、同時に2部行う事も可能です。電極直下の刺激もやわらかいものなります。
バースト波によるNMES:中周波を断続して発振させることにより、痛みを覚えることなく筋の最大収縮が得られます。
当院での利用方法
 さまざまなモードを利用して、痛みの緩和や循環の改善、筋収縮など目的に応じて使用しています。


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