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トップページ > 学会・院外研修会・院内勉強会 > アメリカ セントマークス病院研修 |
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![]() セント・マークス病院前にて |
2008年3月22日〜3月27日まで、アメリカ・ユタ州のソルトレークへの研修に行って参りました。 セント・マークス病院への江本ニーアンドスポーツクリニックからの訪問は二度目であり、快く出迎えて頂きました。 派遣メンバーは湯朝副院長、樋口看護主任、田中看護師、吉原理学療法士の4人です。 |
今回のソルトレークでの研修は、前回より若干遅い時期に渡米した為、ソルトレーク
のシンボルであるロッキー山脈の雪がかなり溶けており、山肌が見えている状態でした。
私たちが想像していた以上に気候は暖かく、天候に恵まれました。 |
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![]() ![]() 外来待合室の風景 ![]() ポーシャさんと共に |
<余談ですが・・・> 訪問した日はイースター(キリスト教で、イエスの復活を祝う祭り) の日であり、外来も病棟もゆとりがあるようでした。 (編集者:Ns田中) |
![]() 今回、初めて海外研修に参加させて頂く目的として、当院は膝の専門病院であり他の人工関節スペシャリストがいる病院の見学を行い当院のレベル・技術を高めることはもちろん、スタッフがどうあるべきか。スペシャリストがいる病院との違いをたくさん見て、聞いて、感じてくることでした。 アメリカでは"自分の遺体を研究に使ってください"とドナー登録されてあり、私達に人体(Cadaver)での手術経験の機会を作って頂きました。普通、当院の手術では会話はもちろん、緊張でピリピリしていますが、湯朝ドクターに尋ねたり説明して頂いたり、実際に実施したり、とても貴重な経験ができました。当医院長が勉強されていたセント・マークス病院では施設見学、手術見学をしました。初めてマリアーニDrとボーンDrとお会いして緊張していたのですが、とても気さくで冗談も多く笑顔で迎えて頂き、当院長の明るさと同じ感じに思えました。 マリアーニドクターの専任看護師ポーシャとお会いし、たくさんのお話を聞かせて頂きました。ドクター専属で秘書・看護師をされ診察予約調整、手術介助、手術後の観察、退院のフォロー迄なさっていました。ドクターが何を望んで、何を指示されるか、わかるそうです。ドクターの右腕となり、行動を読み、仕事を動かしてあるように思えました。 看護師は看護の技術はもちろんですが、医師のサポートの重大さを改めて考えさせられました。当医院のスタッフで情報を供給し専門病院として努めていきたいと思います。 看護師:田中 |
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![]() マリアーニDrと湯朝DrとボーンDr ![]() ![]() |
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![]() 私は、今回ソルトレークには2度目の訪問であり、前回ポーシャさんの専属ナースとして、専門性の高いアプローチに感銘を受け、もう一度会って、スペシャスナースとしてのヒントを得たいと強く思い、2度目の訪問が実現しました。 支持される専門病院であり続けるためにも、より専門性の高いスペシャルナースが求められています。そのモデルとなるのが、ポーシャさんのような存在であり、彼女のアプローチは常にパワフルさを感じました。 手術介助(スクラブナース)としても、医師の癖を熟知し、ドクターとの「あ・うんの呼吸」で器械だしがスムーズに行なわれていました。その事が、より安全で正確な手術を運ぶ事ができ、結果的に手術を短縮する事で患者負担の軽減に繋げる事が出来ると感じました。 また、今回ポーシャさんが強調して言われた「患者さんとのコミュニケーション」はこれからも重要視し、いつでも相談出来る窓口となれる様に努めて行きたい。 ポーシャさんから得た多くのヒントを見つめ直し、まずは自分の出来る事から初めて行きたいと思います。より安全で信頼のあるスペシャリストなレベルを目指す為に、常に向上心を持ち、努力を惜しまず、スキルアップしていきたいと思います。 看護師:樋口 |
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日本と比較するとリハビリのシステムが多少違い、各職種の役割が日本よりも分担化されていました。また、当院は人工関節術後2〜3週間の入院となっていますが、この施設では3日間と短く、手術後数時間で椅子に座る練習などから始まり、翌日の退院時は車椅子や歩行器で退院するということでした。これは日本とアメリカの保険制度が大きく違うという背景があるためです。その後のリハビリは通院やリハビリ専門施設の利用、PTの訪問による指導などが行われているということでした。 (編集者:PT吉原) |
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![]() リハビリ室で患者さまと一緒に ![]() |
![]() 患者様に自主性をもってリハビリに取り組んでいただくには自身の病態やリハビリの必要性をしっかりと理解していただくことが不可欠です。今回の研修先であるセント・マークス病院では術後早期よりPTらが筋力トレーニングや日常生活動作訓練等の指導を行っていました。そして、それが患者様ひとりひとりに行き届いていました。このように患者様に指導を行うためにはまずPT側が十分に知識を持ち、理解しておくことが重要です。 当院においても同じように術後早期より指導を行っています。また、今回の研修で最新の知識や技術を得て理解することの重要性や必要性を改めて感じました。今後は研修で学んだことや感じたことを臨床に活かし、役立てていきたいと考えています。 また、今年2月末、当院の手術に参加していただいたマリアーニDrに患者様の術後経過報告をさせていただきました。世界のトップをいくドクターにアドバイスをしていただくことができました。 理学療法士:吉原 |
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